コンセントの豆知識

こんにちは、晴れていて春らしい気候ですね。

今日は電気屋さんらしく、コンセントについての豆知識を載せていきます。意外と知らない人も多いかも?

●コンセントの方向(向き)

家庭用のコンセントをあまりじっくり見る人は少ないと思います。
コンセントには実は方向(向き)があることはご存知ですか?

実際に見てもらうとわかりやすいですが、コンセントの穴は左右で大きさが違います。通常左側の長いほうがCold(通称)、短いほうがHot(通称)と呼びます。

※稀に左右逆に取付られていることもありますが、基本は右の短いほう(Hot)に電気が来ています。(極性が気になる方は検電ドライバーを使って調べることもできます。)

このコンセントの向きですが、実は意味があります。

①画質や音質の維持。
プラグに極性が記してあるものはAV機器の画質や音質に悪影響を与える電気的なノイズ(雑音)をコールドを通じて逃がす設計になっています。
極性を合わせることにより、機器本来の音や画質が出るようになります。

②感電防止。
極性を逆に指してしまうと、本来であればグランド(0V)になっているはずの機器のケースに電圧が存在し、触れた瞬間に電流が流れてしまい感電してしまうこともあります。

 

では、プラグの極性の見分け方ですが、プラグ部分に逆三角形のマークがあるもの・コードに白い線が入っているもの・コードに字が印刷されているもの等色々種類があります。

気になる方はプラグ 向き等で調べてみてくださいね!

●トラッキング現象

コンセントでもっとも怖いのが、このトラッキング現象です。

長時間コンセントにプラグを差し込んだまま放置していると、プラグの周辺にホコリが溜まります。
そこに湿気が加わるとプラグの刃の間に電流が流れ、花火放電を繰り返し炭化し、絶縁状態が悪くなることで発熱します。
そのまま放置していると、最悪の場合発火します。

特に怖い点は
・家電を使用していなくても発熱・発火する可能性がある
漏電によって発生しているので水では消火できない。(漏電しているので水をかけると感電する危険性も。)

トラッキングを防ぐには、プラグ周りにホコリを溜めないこと・プラグが変色・変形している場合は取り替えること・使用していない家電はコンセントを抜いておくこと。
以上に気をつけます。

●コンセントの容量

コンセントは通常容量が決まっています。
種類によって違いますが、一般的には15A(1500W)までです。
口数が2口・3口と変わっていても容量は同じです。

たこ足配線は危険なので使用しないように!とよく聞きますが、一つのコンセントの容量が決められている為、それ以上の負荷が掛かると熱を持ち、発火する原因にもなるので危険です。

よく部屋のブレーカーが落ちる、というのもこの容量を超えて使用している場合があります。
新しい家電を買った場合や、コンセントに指す家電が増える場合は無理に1つのコンセントを使用せず、コンセント増設工事を依頼しましょう。(当社ではコンセント1つから承ります!)

 

最後に、電源コードを抜き差しする際は必ず右手で行いましょう!

理由は、左手は心臓に近い為、万一感電した場合大変危険だからです。感電死の80%以上が体の左手、特に左手から心臓への感電で原因は心臓障害だそうです。

また、濡れた手で感電すると低電圧でも最悪の場合死に至ることがあるそうです。
電源コードを扱うときは、必ず乾いた手、右手で扱いましょう!

以上、コンセントについての豆知識でした。
コンセントの交換・増設や専門的な知識に関してなど気になる点はお気軽に当社へご相談・お訊ねください!

 

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